2004/10/10
Honey Bee Live report
前夜編

ライブの前日に台風22号が関東近辺に接近していた。
過去10年間で関東に上陸する台風中でも最大級のものとニュースは報じていた。
昼間は小雨でそれほど波もアップしてこなかったのだが、夕方くらいにものすごい風と雨が吹きつけた。
おそらく最大瞬間風速は30m/s近かったかもしれない。
そんな中、家の電気が消えた。懐中電灯を暗闇で探し点灯。すぐに停電は回復するだろうと楽観視していたが
なかなか、電気がつかなかった。風と雨は去りさっきまでの暴風雨は嘘のように静寂な世界になった。
近所の様子を見に行くと、車庫のシャッターが倒れ、道をふさいでいた。
冠水もところどころしている。信号は消えていて、海岸沿いのファミレスは営業を停止していた。
電気は夜の12時近くになっても元にもどらなかった。
全ての電気製品が力を失い単なる鉄の箱となっている。
携帯電話だけが唯一文明の機器であり、懐中電灯の代用にもなった。


そんな時、携帯画面が暗闇の中に光と共に突然浮き上がった。
Radicalsのドラムのポーカロオノダからの電話だった。
身内の事情により、明日のライブに参加できないという連絡だ。
ワシはその事実を冷静に受けとめた。
ドラムがいない・・・・
明日のライブにドラムがいない・・・
これではまともな演奏が不可能である・・・
すぐに、思いつく人物に電話をしてみる。
LaughLaughでキーボードを弾いていたカズエの弟マサシだ。
マサシは二つ返事でこの無理難題と思われる代役を引き受けてくれた。
おーなんたるラッキー!!!!
1曲や2曲ではない、17曲もやらなければならない。
簡単な事でない事はライブを見た事のある彼はそれをよく知っている。
1時過ぎに演奏予定のCDを持っていき簡単な打ち合わせをする。
ライブ本番まであと18時間・・・・・である。


大船へ出発

台風が過ぎ去った朝は通常気持ちいい秋晴れになっているもんである。
その日は鈍よりとした天気だった・・・と思う。
ワシは大船まで時間がかかると推測し早めに家を出る事にした。
まずは、キーボードのKENの家に向かう。
ところが、いきなり道が・・・・
崖崩れでふさがっていた。。。。。
ぬぉおおおおと絶叫系男になりつつ、迂回路を探す。
逗子や鎌倉は切り通しが多いように、崖が多いので
昨夜の集中豪雨によりあちこちで崖が崩れていたのだ。

そーいやあ、1年半前、、、
Honeybeeの初めてのライブの時に
道がが激混み状態で遅れてリハがほとんど出来なった
いやな経験が思い出される・・・・
今回はマサシと音合わせを一度もしていないので
HoneyBeeの店長に早めにリハサールをできるようにお願いしてるのだ。
少しでも早く行って、マサシと曲の構成等を打ち合わせしなければならない。

KENの家になんとか辿りついてキーボードを積みこむ。
このまま二人、車で行くと共倒れになる可能性もあるので
リスクヘッジとしてKENは電車で行ってもらう事にした。
しかし江ノ電も崖崩れの影響で稲村-鎌倉間は不通。。
反対方向の江ノ島駅まで行ってそこからモノレールに乗って大船へ向かう。。

途中、KENから電話が入る。
モノレールの下の道路も崖崩れで通行止めになってるとの事。。
その時は既にモノレール下を走っていた。。
KENの連絡どおり、やはり道は閉ざされていた。
ぐぉおおおおおおと再び脳天轟大絶叫系男になりつつ
クルマを迂回させる。。
HoneyBeeに到着したのは4時過ぎくらいであった。。。
家を出てから3時間以上が経過していた。
ライブまで後、約3時間である・・・


HoneyBeeに到着するとKENとヒロシとマサシの三人で既に
音あわせを始めていた。
ワシも慌ててギターのセッテイングを開始。
1曲1曲のエンディングやソロのパートを確認するのだが
曲数が多いので全曲の決めの位置などは覚えられはずもない。。
したがってエンディングだけはしっかりと決めておかなければならない。
このエンディングもマサシに合図して決める事にする。
マサシは物静かな男なのだが内心かなりあせっているに違いない。
昨夜から必死に曲を聴いていたそうな・・・
リハーサルの時間はあっという間に過ぎてしまった。
まったくもって余裕がない。。
しかしこんな時こそ、余裕を持ちたいもんである。
マサシは本番直前までiPODを必死に聞いている。
若者よ若い時の苦労は無駄にはならない、必ず報われる時がくるのだ、がんばるのだ!
と人事(ヒトゴト)のように見守るJFNであった。

1曲目が始まる。
この時点で来ているお客さんはドラムがマサシに代わっているという認識者は少ないであろう。
Radicalsがよく演奏をしているPick up the pieaces.
やはり、オノダとは叩き方が全然違う。普段ポーカロオノダのノリにいかに慣れきっているかわかる。
同じメンバーで長い間演奏しているとお互いに依存している部分というのは
大きいのだろうなあ。
逆に言えば新鮮で、新しいインプレッションが生まれる場合もある。
ベースのヒロシはいつになくドラムスのマサシに気をつかっていた。
彼のほうに何度も注意を向けて合わせるプレイを試みていた。
ベースとドラムの息があってなければバンドとしては成り立たない。

2曲3曲となんとか乗り切っていく。
ハプニングも何度かあったのだが観客は気づかない程度のものばかり。
(気づく人は気づいてるよね)
ゲストボーカルはお馴染みのMisakoとKiyoshi
BrownSuger(ストーンズの曲ではない)にコーラスをつけてもらうと
すごくかっこよくなった。インストメンタルの曲もコーラスつけると
雰囲気がぐっとよくなるねー。
Kiyoshiの1stステージはEaglesのDesperadeをピアノのバックだけで
熱唱。この曲、平井堅がカバーしてるようですな。
オリジナルしか知らないけど。。。
Misakoはego-wrappin'のCalling Me。
夏のBluePoint等で演奏してる曲だが
HoneyBeeでは初披露
マサシもこの曲は叩いた事があるので安心していられた。

なんだかんだで1stステージが無事?終了。
2ndステージまでは寛ぎの時間で来ているお客さんに挨拶したり
飲み物を飲む時間なのだが、マサシはその時間も
iPodを片手に必死に曲を聴いている。
若者よ、集中すればなんとかなるぞおおお、、集中じゃあ!
とまたしても人事(ヒトゴト)モードのJFNであった。

2ndステージはドラムから始まるLow down。。。
いいぞいいぞ、よくやってる。
前回、太陽に吠えろのテーマやったところ好評だったので
TVシリーズ第二弾として傷だらけの天使を演奏してみた。
しかし、お客さんの反応はイマイチ・・・・
みんな知らないのかなああ?古すぎ?
ショーケンが冒頭でトマトくったりコンビーフくったりして
かっこいいドラマだったのだ。
MisakoとKiyoshiはデュエットでダイアナロスのYou are everything
後でお客様できていたおばちゃま二人がこの曲大好きだと
とても喜んでおられた。
井上陽水のCoffeeRumba。これはドラムのOnodaの選曲。
選んだ本人が叩いてないのでとても可愛そうなのだが
マサシが立派に代役を果たしていた。
不思議な味を持った曲です。

今回のステージは全17曲のうち7曲が新曲だった。
つまり、Radicalsのメンバー自身も弾きなれてない曲ばかりだったのだ。
その中でマサシはよく叩きました。
ドラムがいないバンドなぞ考えられない。。
短い時間の中、彼自身が一番不安だったろうけれど
見事だったね。
ちなみにおねーちゃんのKazueが心配でパーカッションとして参加

アンコール2曲はもうノリノリダンスタイム
スティービーワンダーのI wish
アースウインドファイアーのSeptember

終了後、バンドメンバー全員笑顔
演奏は完全じゃなかったけど
危機を乗り越えた充実感があった。
またやろーね、マサシ

1st stage
1 Pick up the pieces
2 Isn't she lovely
3 TUTU
4 Brown sugar
5 Desperado
6 Calling me
7 Black sand
8 Ready to fly

2nd stage
9 Low down
10 Kizu darake Angel
11 You are everything
12 Coffee rumba
13 A love song(misako)
14 You gotta be
15 Taylors cube

アンコール
16 I wish
17 September