No1
いきなり北海道なのだ。


北海道は仕事で札幌だけは行った事ある。思えば、学生の頃からウインドばっかやっていたので、個人的な旅行で海以外の場所に行った記憶はほとんどない。 吹くと悔しいから、山の中の温泉とか行きたくないのだ。せいぜい伊豆の温泉なら、風が吹いていたらすぐに帰ってこれるから許せるのだ。だから、土日の約束もほとんどしない。どこかに行く約束でもして、その時に吹いていたらもう耐えられないのだ。案の定、今回のツアー中も吹いてしまってめっちゃ悔しいのだが・・・・

 
今回の北海道流氷ツアーはいつのまにかメンバーに入れられてしまって金まで巻き上げられてしまったので仕方なく同行した。しかも、オヤジ6人という怪しげなツアーである。このツアーのコンセプトは流氷を見ることだ。そして摩周湖や網走監獄所やらも行く予定にしている。
しかも1泊2日¥37500の激安ツアーである。これには、行き帰りの飛行機代はもちろん、バス費用や宿泊費(食事込み)、流氷船、JRの料金が全て含まれる。
我々は勝手にオプションを付け加えて2日間のハードスケジュールを敢行したのだ。
 
気温差20度
 
AM7:55の羽田発女満別空港行きに乗る。ワシは寝坊してしまい10分で支度をしたのでサングラスも手袋も忘れてしまた。
考えてみたらスキーをやらないワシは手袋なんぞ持っていなかった。(^^;ウインド用のやつならあるのだが、当然防寒にはならない。
空港に着くと気温はー10度。しかしながらいい天気だった。
この旅の間はほんといい天気でよかったのだ。空港からは激安ツアーなので乗るのは当然路線バス。いかにも安そうな路線バスで1時間くら揺られる。
そして網走の波止場に直行。
 
流氷はあっけなく我々の目の前に広がっていた。というか、一面氷の世界なのだ。水平線まで流氷に覆われている。聞けば今年は流氷がかなり多いらしい。
流氷船は氷を砕きながら走ることのできる観光船である。それにわくわくしながら乗ってみた。
走り出すと風の冷たいこと!地獄の底から冷気がはいだしてくるような寒さである。手袋を持っていなかったのだが、幸い同行の人が軍手を持っていたのでそれを借りる事にする。これがなかったら大変な事になっていたのだ。港周辺は薄い氷なので簡単に動き出すことが可能であった。沖に行くにつれて氷が厚くなっており。氷が割れていくのがよく見えて面白い。しかし港の出口でまた旋回してぐるぐる回っている。
おいおいどーしたんだあと思っていたら、氷が厚くてそれ以上沖に出ていけないらしい。なにいい!と思ったのだが先日、無理して出港した船が氷に閉じ込められて6時間くらいしてやっと戻れたらしい。最初は楽しかった航海も港の中をぐるぐる回っているのではすぐに飽きてしまう。船の外は寒いだけだしね。
こんな流氷なんか岸から見たって一緒じゃんかああともう船内でコーヒーを飲んで過ごした。航海は1時間弱で終了。
我々は昼飯を食いにタクシーに乗る。JR網走駅周辺でなんか食べようとしたのだが駅周辺は何もないそうだ。
タクシーの運ちゃんにカニを食べさせてくれる店に連れていってもらった。
No2
蟹の店のにーちゃんの腕がキラリと光った!
 
やっぱり、北海道にきたからには蟹なのだ。
それも新鮮な奴をたらふく食いたい。
運ちゃんに連れていってもらったのは
カニの卸のお店で室内に生簀があり、カニが大量に茹でられていた。
6人なので1匹1万円のたらば蟹を2杯オーダー。
この店はサザンの桑田佳祐とユースケがTVロケで網走刑務所に来た時に寄って食べて行ったそうな。そーいえば、桑田の音楽寅さんという番組で網走刑務所慰問ライブをやっていたっけな。
さっそく茹で上がった蟹を食べる。”うんまいっ!!!!”
新鮮でしかも茹でたてはめっちゃうまかった。身も沢山詰まっているしデカイ。
内子といわれるものと黒いつぶつぶ(卵?)も沢山でてきた。
もう全員、無口でむさぼり食ってしまった。
こちらでは味付けしないでそのまま食べるのが普通らしい。
それでも蟹の味が濃厚であるため充分うまい。
量的にもオトナ6人で充分であった。足りないかなあって思ったけどそんなことなかったのだ。
蟹の刺し身も食いたかったなあ。蟹の刺し身も食いたかったなあ。そーいえば蟹味噌がなかったのでどーしたと店の人に聞いたら湯がいてるうちに溶けたとか言っていた。
ほんとかよお?後で聞いてみらたあまりたらば蟹ってカニ味噌を食べないらしい。やどかり系のカニだそうだ。
ふと見ると店のにーちゃんの腕にはキラリと光るROREXの時計。
蟹の卸は儲かるみたいだな。
食い終わるとさっきのタクシーの運ちゃんがまだいて、これから岬に行かないかという。(名前忘れた。)
そこは、岬と突端で流氷が崖の上から遠くまで見渡せる景色のいいところだという。
ワシらは網走鑑別所博物館に行く予定でしかもその後JRに乗って
知床舎利まで行かなければならなかったので最初は断ったのだが、
岬まで行って鑑別所と網走駅までで1万円で乗せてくれるという交渉をして乗る事にした。
こっちのタクシーは路面が雪だというのに100kmくらいのスピードでがんがん飛ばす。乗ってるほうは怖くてしかたない。
岬までは20分くらいで到着。
降りてみると、300度くらいのダイパノラマで流氷が広がっていた。
風がなかったために音が全然しない。
海が目の前に広がっているのにまったく無音静寂の世界がそこにあった。
まるで時間が止まっているかのようである。
他の星に辿り着いたみたいだった。カンドーである。

No3
涙も凍る網走刑務所

ワシらが次に目指したのは網走鑑別所博物館。
網走鑑別所博物館は昭和59年まで実際に使われていた舎房を移築、復原したものである。
現在の網走刑務所は鉄筋コンクリート建ての舎房になって快適?になっているのだ。
ここの博物館は広大な敷地に五翼放射平屋舎房といういわゆる独房があったり、入浴場や行刑資料館があったりする。
ここ網走刑務所はいちおう廊下にストーブが一台置いてあったが、ほんとうに寒かったようだ。
当然板の間で布団もせんべい布団だし、あれでは凍え死んでしまいそうだ。
鑑別所といえばやっぱり脱獄。毎日、味噌汁を鉄格子に吹きかけて錆びさせて格子を外してしまい、そこから逃げたりする奴がいたらしい。この脱獄犯はツワモノらしく何回も脱獄を繰り返していた。TVのドラマにもなった有名な奴である。網走刑務所というと重い刑の奴がくると思うのだが比較的軽い刑の奴がこの網走刑務所に送りこまれたらしい。資料館とかほんとはゆっくり見たかったのだけどもう電車の時間まで残りわずか。待たせておいたタクシーに飛び乗り網走駅まで行く。
 
JR網走駅はローカル駅の典型みたいなところで1両のみの電車が雪の中にぽつんと停車している。
浅田次郎のぽっぽやみたいな風景なのだ。高倉健がでてきそーである。
時間が3分ほどあったので駅の売店で肉まんを購入。寒い中で食う肉まんはほかほかしてほんとにうまかった。
電車の窓は2重になっている。曇ってしまうので、ティッシュで窓を拭くのだがすぐに凍ってしまうのだ。やっぱり外はすごく寒いのである。
1時間ほど揺られて知床斜里駅に到着。
そこからまたまたバスに乗ってウトロを目指す。道のりはとても長いのだ。
そう、我々の今夜の宿泊場所はウトロ温泉なのである。バスに乗っていると野生の鹿が沢山見かけた。
最初は誰かが飼育してるのかと思ったけど野生のようであった。
ウトロ温泉はプリンスホテルに泊まったのだがあの有名なプリンスホテルとは無関係だそうだ。
しかし、ほんとに皇太子と雅子さんが泊まったようで写真が飾ってあった。
到着後、温泉の直行。露天もあり、打たせ湯ありで気持ちよかったよん。。
露天は湯の中につかってると、頭がだんだんバリバリしてくる。
そう、凍っているのだ。


No4

オーロラファンタジー

風呂に入ったら夕飯である。
夕飯は宴会場みたいなところに通される。
内容は刺身とか北海道特有の芋を油で揚げたものとか
刺身を凍らしてるルイべなんかが出てくる。
当然蟹もでてきたのだが
昼間食った蟹に比べたらだんちがいに味が落ちる。
ちょっとぱさぱさして味が薄い。
やっぱりうまい蟹を食べておいてよかったよん。
だいたい、こーゆうホテルでうまい食事がでてきたためしがないのである。
大人数に対して一度に食事を出さなきゃいけないので冷えたものが中心だからね。
しかし、わしらのツアーは激安だから贅沢は言ってられない。
この後にまだイベントが残っているのだ。
 
オーロラショーといっても別にオーロラちゃんがでてきてストリップをするわけでない。
このウトロは北の果てのようなところで地味で何もないところなのだ。
そこで町興しとして15年前からレーザー光線による人工的なオーロラショーを開催している。
バスにてオーロラショーの会場に行く。どこにこんなに人が泊まってたんだあというくらい
人が沢山集まった。
場所は海岸近くの広場。そこに集合させられてそこから立って見るのだ。
町内会の有志らしき人達による和太鼓の演奏が始まる。
寒い中、肩を剥き出しにして叩いている。中には女性も混じってるようだった。
10分くらい白熱した演奏であった。普段ロックのドラムばかり聞いているけど
このような和太鼓の音というのもしみじみいいのだなあ。
そしていよいよオーロラである。
オーロラはカーテンみたいのがゆらゆ動くもんだと一般的には思いがちだが
、北極で見る本物のオーロラは違う。
もう花火のように派手に色が舞い激しく舞うのだ。。
今回のは山の中腹からレーザー光線でスモークをたいてそれらしく
見せていた。効果音楽とともレーザー光線が舞う。
本物のオーロラを見た奴が言うにはかなり、似ているという。
なかなかのもんであるが、武道館で見るロックコンサートのようなもんです。
最後は海の妖精といわれるクリオネが宙に舞って終了。
幸い風邪がなく無風だったのでそれほど寒くなく見る事ができた。

No5
北の果てのフィリピーナ。
 
オーロラファンタジーを見終わってホテルに帰って冷えた体を暖める為にまた温泉にゆっくりと浸かった。
そこの脱衣所で、セクシーショーという貼り紙を我々は見過ごさなかった。
なんでもフィリピーナによるセクシーショーがホテル内のカラオケパブにてあるそうだ。
やはり、男だけの旅では色気が欲しくなる。
しかも外は極寒なので遊びに出て行くこともままならない。下手すれば凍死してしまうのだ。
ということで、温泉に入った後、われわれはそろってそのカラオケバーに行く事にした。
途中、売店で買った、あざらし、とど、蝦夷鹿、熊の肉の大和煮の缶詰も持参した。
ホテル内のカラオケパブは飲み放題で1人¥2500。
客入りもまあまあだった。
他の客も遊ぶとこが他にないから仕方なく来ているようだった。
我々も持ち込んだ缶詰の肉を食いながら談笑していた。
そしていよいよセクシーショーの始まりです。
ホテルのにーちゃんのアナウンスとともにフィリピーナが2人でてきた。
結構、激しいダンスをステージ上で踊っている。
衣装はちゃんと着ていてちっともセクシーでない。
一人は小柄で一人は大柄な組み合わせなのでデコボココンビの漫才みたいでなんだか妙なのだ。
顔はいかにもフィリピンってかんじである。しかし、よく見るとさっきオーロラファンタジーから戻ってきた時に、ロビーでホットミルクを売っていた2人ではないか!


No6

別格登場!
デコボココンビは激しいビートにノッテ5分ほど踊っていただろうか、2人は引っ込んでしまった。
今度は背のすらっとした北島舞似の美女が現れて
歌を歌った。結構うまい。しかしさっきの二人のように踊る事はしない。
結構かわいいのだが目がまじでコワイ顔をしていた。
そこで我々はこの子はかわいいので踊りをしなくてもいい事になっているんだなと理解した。
多分、この子のほうが給料もよくて仕事も楽なんだろうなあって・・・
後の二人は踊りを躍らさせてしかも牛乳売りまでさせられているのである。
我々はこの子を(別格)と名づけることにした。
別格は1曲歌うとさっさと引っ込んでしまった。
次の曲が始まるとさっきのデコボココンビがまた現れた。
今度は水着姿のような格好になっている。ちょっとはセクシーになってきぞぃ。
その格好でさっきと同じような踊りをしている。踊り自体はまったく変わらない。
その曲の途中で上のブラを取り外した。
おっやったあじゃん!!!と思ったら二人とも髪の毛が長くて髪の毛を前に垂らしてちょうど胸が隠れてしまっているのである。
うーん、見えそうで見えない。くやちー!
しかし、それはそれで面白いのである。
二人はその見えそうで見えない格好で各テーブルを回る。
チップをもらうためだ。
その見えそうで見えないダンスで終了してしまった。
その後、また別格美女の登場である。
別格は先ほどよりはセクシーな格好で登場したが相変わらず踊ったり脱いだりはしない。
さすが別格である。


No7

出稼ぎ

セクシーショーは終わった。
うーん、これがセクシーなのかとはなはだ疑問なのだが
ここはウトロである。
まっしょうがないであろう。
彼女らの仕事はまだ終わっていない。
各テーブルでの接客があるのだ。
我々のテーブルにはフィリピーナの小さいほうがきた。
別格はというと、客テーブルにはつかづ、カウンターの中で仕事している。さすが別格だ。
せっかくだからフィリピーナにいろいろ質問してみる。
一番疑問だったのは、何故、ウトロにきたの?
せっかく日本に来てこんな北の果ての土地に派遣されるなんていくらなんでも可哀相だよね。
でも聞いてみるとエージェントがあってそこのエージェントから行き先を指定されるそうである。だから、こに行きたいとか選ぶ事はできないのだ。
彼女は22歳。日本に来て4ヶ月。日本語はかたことだがなんとか理解している。
この子のお父さんはフィリピンで警察官をやっているらしい。
しかも仕送りを4万毎月していて、その額はお父さんの給料よりも高いらしい。
ウトロは好きかと聞くと好きだという。
どこでも住めば都なんだなあ。
フィリピンのおとうさん、おかあさんにはおっぱいを出して踊ってる事は内緒にしてると言っていた。
なんだか素朴でいい子なのである。
この踊りも日本に来てはじめて習ったそーだ。
そんなこんなで終了までカラオケパブにいてしまいました。
終了後は腹が減ったのでラーメンを食べる事にする。
ラーメンもちゃんとホテル内にあるのだ。
このラーメンもなんだかうまかった。
旅に出ると何でもうまくなってしまうのだなあ。

No8
おそるべし、おばば
 
ラーメンを食った後はもう眠くなってしまったので寝る。
朝は6時に起床。
お風呂に入るために1階のロビーに降りていくと
じじばば達が沢山たむろしている。
しかも分厚いドライスーツを着こんでるではないか!
なんだなんだと思ったらどうやら流氷ウォークの人達らしい。
流氷ウォークとはドライスーツを着こんで流氷の上を歩くツアーのことである。歩いていて当然、氷の割れ目に落ちてしまう事があるのでドライスーツを着こんでいるのだ。マイナス10度での海だから恐ろしく寒い。そこをドライスーツで歩くのだから、相当気合がいるのだ。その流氷ウォークのツアーにじーさん、ばーさんが果敢に挑戦してるから驚きだ。心臓麻痺で御陀仏にならない事を祈りつつ
朝飯を食う。朝飯はバイキング方式。普段朝飯を食わないワタシなのだが、旅に出ると何故かたらふく食ってしまう。不思議だす。
さてこの日はバスに揺られて観光コースを巡りながら釧路空港を目指すのだ。
北海道の道はやっぱり大陸的でまっすぐな道が延々と続く。何年か前に米国ミネアポリスに行った時に5時間くらい運転してほとんど同じ風景だった事がある。北海道はさすがにそんな事はないけどやっぱり広いねえ。
まず最初は硫黄山というところに寄る。箱根みたいに硫黄が朦朦と噴出しており、なかなか壮観である。お約束の温泉卵も売っていました。こんな風景は北海道的でしょ?

No9

晴天の摩周湖
 
摩周湖は行く前から我々の話題に上っていた場所だ。
摩周湖といえば霧の摩周湖。そしてマリモ。
透明度が世界一とも2とも言われてる。
冬の摩周湖はどんなところだ?
我々の行った冬では透明どころか氷が張ってしまっていた。
しかし、霧一つなく晴天で隅々までよく見えた。
摩周湖が晴れるのは珍しいというが、去年、海坊主が行った時も晴れてうらと言っていたな。
結構壮観でよかったのだが景色も10分見ては飽きてしまうよね。
湖周は断崖になっており、今は観光客は下に降りる事はできない。
だから透明度もきれいなのかもしれない。
次は阿寒湖によってみた。
阿寒湖は湖上の上を歩く事ができてわかさぎ釣りやスノーバギーが楽しめる。
張っている氷がとても分厚く、クルマの駐車場が氷の上にあったりするのだ。
クルマが氷上に駐車できるなんてすごいのだ。
そんなこんなでやがて我々は釧路空港に到着。
そこでお土産を買うのだが北海道の土産ではずせないのが六花亭のマルセイユ バターレーズンサンドである。
レーズンサンドは沢山あるけどここのバターレーズンはやっぱりうまい。
レストランで最後の北海道の味のシャケの親コドンを食する。
イクラが小粒でうまかった。以上で北海道の旅は終わりなのだ。 


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